SHOWA CTMサムラッチ錠の故障

平成7年前後の川口技研 GIKEN の「アルキング」シリーズの玄関ドアです。SHOWA CTMサムラッチハンドル錠が付いています。

さて、お客様から玄関ドアに取り付いている、サムラッチハンドル錠の調子がおかしいとご相談がありました。調べると正常に動かない不具合は、経年劣化によるケースロック故障が原因でした。結果、主錠部分のサムラッチ錠と補助錠部分の本締り錠を全部交換することになりました。

SHOWA CTM サムラッチ錠(GIKENモデル）は、すでに生産終了していますので代替品は、使いやすさと防犯性能を考え MIWA 製品のプッシュプルハンドル錠へと取付け変えます。そうすることによって、今後発生するかもしれない、鍵を紛失した場合のシリンダー交換や一部の部品が壊れた時などに、交換部品を安定して調達することができます。

■施工前－－－－－－－－－－－－－－

SHOWAサムラッチハンドル錠

内側

経年経過による主錠ケースロックの故障

側面　補助錠のケースロック

■施工後－－－－－－－－－－－－－－－

美和ロックのﾌﾟｯｼｭﾌﾟﾙﾊﾝﾄﾞﾙ錠に交換

ケースロックを新品に交換する

鍵部分はロイヤルガーディアンに交換して防犯強化

脱着サムターン

上記のように取り外せるサムターンで防犯強化

本工事は、今までのSHOWA CTMサムラッチ錠を、ドアから外した後におこなう後付け工事です。したがって、現状の切り欠け穴や戸枠側のストライク位置をキチンと計算し、なるべくドアに負担がかからないように加工しなければなりません。ドア側面のフロント部分は寸法が大きく異なってきますので、仕上がりが綺麗に見えるように場合によっては、側面部の化粧板や煙がえしのアルミ金物を新調して使用いたします。

基本的に工事はシンプルに心がけていて、工事後の見た目もお客様に喜んでいただくことが重要です。それだけに、工事前の寸法どりと新規製品の金物部品選定は、こうした工事の要となります。また、度を過ぎた玄関ドアリフォームをしなくても、写真のように玄関ドアは生まれ変わり大きな外観変化を感じることなく、ドア開閉のしやすさと高い防犯性能を得ることができます。

工事に使用したセット錠

■補助錠(上)

MIWA OEM本締り錠・ロイヤルガーディアンEXシリンダー・脱着式防犯サムターン

■主錠(下)

MIWA OEMプッシュプル錠・ロイヤルガーディアンEXシリンダー

GIKEN 川口技研アルキングドアで、 SHOWA CTM サムラッチハンドル錠から MIWA プッシュプルハンドル錠に変えた工事例でした。

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