MIWA LZ 勝手口ドア鍵交換

写真はYKKap の勝手口ドアです。レバーハンドル錠は、MIWA 美和ロック製のLZが取り付けられています。このドアは、ガラス板部分を上下にスライドさせ、通風・換気ができるタイプのドアです。こうした勝手口ドアは施錠していても、油断してガラスを閉め忘れると、留守・在宅に関係なく、泥棒に侵入されやすい脆弱性を持っています。また、ガラスを破って、錠を開錠すれば数秒で宅内に侵入される恐れも、注意しなければいけません。

網戸付き上げ下げドア

■施工前－－－－－－－－－－－－－－－

美和ロックの鍵

■施工後－－－－－－－－－－－－－－－

ロイヤルガーディアンに交換

そこで、すぐに工事できる基本的な、上げ下げ式勝手口ドアの防犯対策を4例ご紹介します。まずは、ピッキングや破壊に強いシリンダー（鍵）に変えます。そうすることで、泥棒の意気込みを最初から挫き、抑止力を働かせる狙いも含みます。

つぎに、室内側のサムターン（つまんで回す部分）を脱着できるようにします。それは、泥棒がガラスを破って室内側に手を入れた時、錠を開錠させないためです。錠前部品によっては専用の治具がありますけれど、無い場合は金物を加工することによって代用できます。

3つめに、「内締り錠」と呼ばれる補助錠を取り付けます。具体的な説明は省略させていただきますが、主錠を開錠されても外側からは見えない、もうひとつのロックがかかっていますので、容易にドアは開きません。力任せにドアを開けようとすると相当な音がしますし、時間もかかるため泥棒はあきらめます。「内締り錠」は効果的なので、特におすすめいたします。

最後にガラスに衝撃センサーを取り付けます。それは、ガラス破りやドアのこじ開けを防ぐ意味を持ちます。薄型の衝撃センサーを使うと便利です。ガラスに貼りつけた本体は、外から見ても「警戒している！」のが分かるため、泥棒を躊躇させ、接近を許しません。たいていの製品は、電池式なので取り扱いは簡単です。

以上、上げ下げ式勝手口ドアの防犯対策例でした。

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